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日産 エルグランド ALE50
「スピードメーターが動かなくなり、エンジン警告灯が点灯した」とのことでご入庫いただきました。
特にエンジン不調などはなく、通常走行は可能でした。
エンジン警告灯が点灯しているので、故障コードが入力されているはずです。
スキャンツールを接続して確認すると、「車速センサー系統異常」が入力されていました。
回路図を確認すると
車速センサーからの信号(下側青)をメーター内のコントロールユニットが受けて、スピードメーターが作動。
メーターからエンジンコントロールユニットに車速信号が送られる仕組みです。
エンジンC/Uが受ける車速信号に一定の異常を検知した場合に警告灯の点灯と故障コードを記録します。
簡単なところから点検していきましょう。
まずはメーターの作動を点検(セグメントチェック)します。
スピードメーターの針はきちんと動くようです。
次に車速センサーの点検です。
電源電圧がセンサーまで来ているか・アースはとれているか・信号がきちんと出ているかを点検します。
電源・アースは異常なし。
信号の確認にはオシロスコープを使用します。
波形がきちんとでています。
ここまで異常がなければ、もっと先(メーターなど)を点検しなくてはなりません。
と、メーターを見てみるとスピードメーターがきちんと作動して警告灯も消えています。
車速センサーを点検するのにコネクターを外したりしているうちに正常復帰したようです。
コネクターなどの接触不良あるいは衝撃などでセンサーが正常になってしまったと考えられます。
その後、不具合症状が出なくなってしまったため、お客さまには車速センサーを予防整備として交換のお見積もりを提示しました。
交換の了承をいただいたので、部品を手配し交換。
交換自体は簡単でした。
交換後も不具合は見られないので、完了とし、お客様には様子を見ていただくことにしました。
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