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日産 エルグランド E52
CVTフルード交換でご入庫いただきました。
2.5L 2WDは密閉式オイルクーラーを採用しているので、交換効率の高い圧送式交換が出来ません。
4WDや3.5Lにはラジエータ内にオイルクーラーがあるので圧送式交換が可能です。
ご入庫いただいたお車は2.5L 2WDなので、循環式交換となります。
まずは、問診や試乗させていただき、油量チェックとコンタミチェック。
レベルゲージからCVTフルードを吸引してフィルターに通していきます。
結果はやや汚れが見られるため、要注意。
重量がある車はやはりクラッチや金属(ギヤやベルト)磨耗しやすいのか、コンタミが出る車両が多いです。
1回目で3.9L回収
同量の新油を入れてエンジン始動して新油と旧油を混ぜ合わせます。
数分間エンジンを回したら2回目です。
2回目で7.7L
1回目同様エンジンをかけて混ぜ混ぜ。
8リットル交換で今回は完了です。
交換後は油量調整と劣化度数値のリセットを行い、試乗して最終確認。
CVTF劣化度は210,000以上で交換が必要なレベルらしいのですが、そこまで行ってしまったら本当に交換して大丈夫なのか・・・と不安になってしまいますね。
2台目はレクサス LS460 USF40
10万キロ走行でATF交換は未実施となっております。
今回はオイルパンを脱着して洗浄+ストレーナーを交換します。
外しました。
内部のマグネットにはヘドロ状の金属粉が堆積してます。
綺麗に洗浄しました。
ストレーナーも新品へ交換です。
オイルパンを組み付けて、抜けた分のATFを補充してからATF交換です。
オイルクーラーラインにトルコン太郎(ATFチェンジャー)を接続します。
使用オイルは「アイシンAFW+」
交換前のATFの状態です。
オイルパンから抜けた分補充しましたが、まだ汚れていますね。
交換後、15分ほどクリーニングモード。
今回はお客さまのご意向で一晩お預かりではなく、夕方お返しのため、クリーニングモードを短めに。
本来は30分ほどかけて実施しているのですが、アイドリングでオイルを循環させているので、どうしても油温が高くなります。
この車両はレベルゲージレスで、規定油温での油量調整のため、一度油温を下げなければなりません。
冬場なので数時間おけばある程度下がりますが、油温を上げすぎると間に合うか分からなかったため、15分のクリーングモードとなりました。
夏場だと6時間置いても下がらなかったりするので、一晩お預かりが確実です。
完全とはいえませんが、透明度があり新油に近い状態に交換できました。
この後、数時間置いて油量調整。
エンジンフリフレッシュの施工も行い、エンジンもリフレッシュ。
ATF交換は唯一のATメンテナンスと言えます。
定期的に交換することでよい状態を維持して長く愛車に乗ることができます。
当社は良い状態で長く愛車に乗りたいお客さまへのおすすめ整備を充実させていきます。
【カテゴリー】ATF交換