ホンダ フリード GB5
H30 55,000㎞

古河市より車検整備でご入庫いただきました。
3回目の車検となり、これまでは年間6,000~7,000㎞程度でしたが、最近使用環境が変わり推定で年間25,000~30,000㎞となっているようなので、今後のことも考慮しながらの車検となりそうです。
点検

エンジンルームの点検。


バッテリーの点検。
点検結果は良好でした。
(当社で2年前に交換実施)


エアクリーナエレメントは汚れが目立ってきています。
交換歴もないので、今回交換おすすめとなります。


ブレーキフルード、冷却水などの量は異常ありません。
冷却水は減りやすい車種にはなりますが、リザーブタンク50%ほど入っています。
走行距離が4万㎞超えということで、CVTフルードも交換おすすめとなります。

リフトアップして足回り・下回りの点検をします。



フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は6.1mmと問題なし。



リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングの残量は4.0mmと、こちらも問題なし。
液漏れやブーツの損傷、各部の摺動も問題はありませんでした。


タイヤは残溝が3.2mm前後と半分程度摩耗しています。
2022年製で2~3万㎞使用していると思われますが、内側の摩耗が進んでいます。
オールシーズンタイヤなので、段付き摩耗になっており注意が必要そうです。



下回りの点検。

ロアアームブーツのひび割れが進んできています。
次の車検で交換の可能性があります。


補機ベルトの摩耗が中程度あります。
一気に進行することはないかと思いますが、今後の走行距離を考えると次回車検が交換時期になりそうです。
点検を実施後、点検結果やお客さまのご要望・過去の整備履歴から整備プランを考え、見積書を作成します。
見積書の内容をお客さまに確認後、整備を進めます。
整備



車検時推奨基本整備(ブレーキ装置の清掃・調整・グリスアップなど)を実施し、ブレーキフルードを交換します。
加圧式の装置を使用してブレーキフルードを入替します。


次はCVTフルードの交換。
交換前にコンタミチェックで内部異常がないか点検。
結果は良好なので、交換作業に取り掛かります。

このフリードはミッションにオイルクーラーが付いており、オイルクーラーホースがないため、専用アタッチメントを使用して圧送式交換を実施します。


使用油種はアイシンのCFB+。圧送式交換で6リットル交換します。





交換後は綺麗な状態になっているのが分かります。
交換後に数十分アイドリングで循環させて簡易クリーニングを実施。
油量調整を実施してCVTフルード交換完了です。

エアクリーナエレメントの交換。

エンジンリフレッシュ(吸気系・燃焼室洗浄システム)の施工。(4万㎞ごと推奨)
徐々に堆積する吸気系・燃焼室の汚れを綺麗にすることで、良好な燃焼状態を維持できます。


その他に、エアコンフィルター交換、ワイパーゴム交換、フューエル1・クーラントブースター添加、リモコンキー電池交換など実施して整備完了です。
整備後にコンピュータ診断や完成検査、納車準備など実施して車検完了となります。
ご入庫ありがとうございました!