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ワコーズから新商品『フューエル2』が発売されました!
フューエル2は燃料に入れる添加剤で、
燃焼状態を改善し、排気ガスに含まれるPMやススの発生量を抑えて
エンジンを新車に近い状態を維持します。
「フューエル2はエンジンを綺麗に保つためのメンテナンス剤」
わかりやすいフレーズで言うとこうなりますが、これだけでは入れる意味があるのかよく分からない商品になってしまうので、
特長紹介を交えながら、フューエル2を入れる意味をご紹介します!
特長
①清浄成分による燃料ライン・燃焼室周りのキープクリーン
スラッジやカーボンなど燃料由来の汚れが吸気バルブや吸気ポート、燃焼室に付着・堆積することを抑制します。
この性能はフューエル1と同じ清浄剤によるものですが、清浄作用の強さはフューエル1>フューエル2となります。
すでに汚れの堆積が進んでいる場合(過去に燃料系洗浄剤の添加や燃焼室洗浄などを実施していない)はフューエル1を添加して綺麗な状態にして、フューエル2で綺麗な状態を維持(キープクリーン)するのが効果的です。
逆を言えば、綺麗な状態のエンジンにはフューエル1を入れても効果は薄く、汚れの発生を抑える・綺麗を維持するフューエル2の方が効果的と言えます。
【プラスα情報】
上記画像は当社で撮影したピストンや吸気系のスラッジやカーボンが堆積した様子です。
エンジン分解などがそれほど多くない当社でも、このような状況のエンジンを多く見ます。
近年では、燃料系洗浄剤がメジャーなメンテナンスになりつつありますが、実のところ上記画像のようなエンジンにフューエル1を入れてもエンジンが元の綺麗な状態にはなりません。
その理由としては
- エンジンオイル由来のスラッジ、カーボンが発生・堆積している
- 筒内直接噴射の車両は吸気バルブの洗浄が出来ない
- 燃料噴射位置より手前のスロットルボディ、インテークマニホールド等は洗浄が出来ない
- 堆積量が多く硬化が進んでいると洗浄剤での除去が困難になる
などがあげられます。
これらの状態にならないようにするひとつの手段がフューエル2の添加です!
フューエル1が届かない部分のカーボン等も発生自体を減らせますし、堆積量が減少することでフューエル1やエンジンリフレッシュ・RECSの洗浄効果をより発揮できるようになります。
(家の掃除などでも、「数年間溜まった汚れ」より「毎日掃除している場所の汚れ」の方が楽に綺麗に出来ますよね!)
②燃焼改善により排出ガス中のPMを大幅に低減し、EGR・DPFの詰まりを抑制
無機系(金属)添加剤を使用せず、有機系成分のみで燃焼状態を改善しPMの発生量を低減します。
EGR(排気ガス再循環装置)やEGRクーラー、インテークマニホールド、DPFなどPMの堆積による閉塞リスクや不具合を低減します。
ワコーズの評価試験では、PMに関しては大幅な低減がみられ、低濃度でも大きな低減効果があるようです。
DPFの詰まりなど不具合の出やすいディーゼル車のお客さまは、高額な修理費用が現実としてあるので、添加するメリットを特に感じやすいと思います。
もちろんガソリン車でも大幅なPM量の低減が確認されています。
どのエンジンでも当たり前についているEGRについても、通路やバルブにカーボンが堆積して閉塞・バルブ固着事例を目にします。
30系プリウスでは「EGRバルブが開固着してエンジン不調」となる定番の故障箇所となっていますが、こういった故障の予防にもなります。
【プラスα情報】
ディーゼル車のPM(黒煙)問題からディーゼル車にDPFが装着されていることは周知されてきていますが、近年ではガソリン車にもGPFの装着が増えてきて、日本でも規制されるようになってきました。
現状は、PM排出量の多い直噴エンジンのみの規制となっていますが、規制が強化されればガソリンエンジンはGPFが必須となるかもしれません。
フューエル2はPM自体の発生を減らすことでエンジン内に堆積するカーボン等を減らし、『エンジンを良い状態に維持する』ことが可能です。
ディーゼル車だけでなく、ガソリン車(直噴エンジン車・ポート噴射どちらも)もPMの発生量を低減させる必要性は大いにあると思います。
③潤滑系で摩耗促進の要因となるススのオイル混入量の低減
燃焼時にクランクケースに吹き抜けてくる排出ガス(ブローバイガス)やEGRにより燃焼室に戻される排出ガスに含まれるススのオイル混入量を低減します。
PMの主成分はススと考えられており、フューエル2を入れることで「PMを低減=ススを低減」することが出来ます。
このススを含んだブローバイガスなどはエンジンオイルに取り込まれ、スス入りエンジンオイルとなります。
スス入りエンジンオイルは摩耗促進作用の強いオイルとなって、SP規格で取り上げられた「タイミングチェーン摩耗」をはじめとした潤滑系への悪影響が懸念されます。
フューエル2の添加により、ススのオイル混入量を低減することで、エンジンの摩耗を抑えることが出来ます。
なので、燃料に入れる添加剤ですが、回りまわってエンジンオイルが潤滑している箇所のエンジン保護にもなるということです!
【プラスα情報】
当社でおすすめしているエンジンオイル「プロステージS 0W-30」も耐タイミングチェーン摩耗性能を付与してリニューアルしています!
④燃料油潤滑性を向上し、機械の保護とフリクションを低減
燃料ポンプやインジェクター、サプライポンプなどの摩耗によるトラブルを予防します。
特に高圧噴射を行うディーゼルや直噴エンジンのポンプなどの保護に大切な性能となってきます!
この燃料系統の潤滑性能アップは、フューエル1にも以前のリニューアルで追加されたものをフューエル2にも入れたのかなと思います。
たまに入れるフューエル1よりも添加頻度の高いフューエル2だからこそ、この性能は真価を発揮します。
フューエル2の特長から、「常に入れ続ける事」が重要となっています!
年々厳しくなる排気ガス規制や省燃費・高効率化しているエンジンですが、その負担の多くはエンジンにかかり、内部にその代償が確実に出ています。
ですが、コンピュータ制御によりエンジンはいつも通り動いている(ように感じる)ため、「ユーザーは気付かない内に、エンジンはどんどん寿命を縮めています」
当社では「愛車に長く、良い状態で乗りたい」お客さまのために、フューエル2の添加をおすすめします!
また、入れ続けていただくためにはお客さまに複数本保管していただき、給油ごとに入れていただく必要があるため、お得な割引のある「年間定期添加セット」にて販売させていただきます。
燃費や年間走行距離によって必要本数が変わるため、下記の表をご参照下さい!
規定濃度以下でも効果はあるので、まずは少しずつでも「入れ続けて」、エンジンを良い状態に維持していきましょう!
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