ホンダ N-ONE JG1
H25 100,000㎞
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
6年前の車検時にブログに掲載させていただいたお車となります。
https://tsugaru-auto.co.jp/blog/inspection/n-one2912/
それでは点検から始めていきましょう!
エンジンはS07Aのターボです。
ターボ車のエンジンオイル交換時期はメーカー指定も5,000㎞交換となっており、メーターにオイルメンテナンスの表示灯もついています。
ターボ車のエンジンオイルメンテナンスの重要性はブログでもお伝えしていますが、メーカーがこのような対策をしていることからも分かるかと思います。
アーガス バッテリーアナライザーで4項目診断を実施します。
結果は良好です。
エアクリーナエレメントは汚れが目立ってきています。
前回の交換時期から考えても、今回の交換がおすすめです。
ブレーキフルード、冷却水などの液量をチェックします。
冷却水は50%程度でしょうか。
漏れは見当たらないので、自然減だと思います。
10万㎞走行しているので、スパークプラグの交換時期です。
3気筒エンジンなので、3本スパークプラグが装着されていますが、1本1本状態が違います。
左のスパークプラグは、ややオイル燃焼によるデポジット付着がありますね。
(当社ではメーカー指定20万㎞のスパークプラグでも10万㎞での交換をおすすめしています)
リフトアップして足回り、下回りの点検を実施します。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は6.1mmとまだ使用可能です。
その他の部分も大きな異常はありません。
リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングの残量は3.4mmとこちらも問題なし。
タイヤの残量は最小で2.3mm。
5年経過しており、そろそろ交換時期ですが、今回はローテーションを実施してもう少し使用予定です。
タイヤは前後で減り方・減り具合が違うので、ローテーションをすることで綺麗に使い切ることが出来ます。
下回りの点検。
スタビライザーリンクブーツが切れているので、交換が必要です。
ロアアームブーツやタイロッドエンドブーツもひび割れが大きくなっています。
こちらは今回は修理せず、今後のご入庫時に適宜点検しながら、交換していく流れになるかと思います。
以前よりタイミングチェーンカバー付近からのオイル滲みがありました。
前回入庫時にオイルシーリング剤を添加しており、その経過を今回確認となります。
現状では滲みはみられないので、引き続き点検していきます。
(このオイル滲みの事例はターボ車に多い気がします)
点検完了後に、お客さまのご用命や過去の整備履歴、今回の点検結果から整備プランを練って見積書を作成します。
お客さまと整備内容を相談して、見積もりを確定させていきます。
【整備】
ブレーキ関係の洗浄・調整・グリスアップを実施して、ブレーキフルードを交換します。
加圧タイプのブレーキブリーダーで交換しております。
スパークプラグはNGK プレミアムRXに交換しました。
エアクリーナエレメントも交換。
左右Fスタビライザーリンクの交換。
エアコンフィルターの交換。
その他、ラジエータキャップ交換、エコリフレッシュキット添加(燃料系・冷却系)、ヘッドライトリフレッシュ施工、ワイパーゴム交換などを実施して整備完了です。
整備後に完成検査・コンピュータ診断などを実施して車検完了となります!
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】エコリフレッシュキット, 車検・点検