トヨタ レジアスエース(ハイエース) GDH201V
H30 150,000㎞
今回はATF交換 整備事例となります。
200系ハイエースは途中から6速AT(レベルゲージがない仕様)に変更となっており、この車両は6速ATです。
まずはコンタミチェックにて、AT内の異常摩耗の有無をチェックします。
結果は良好ですので、ATF交換していきます。
ATFチェンジャー「トルコン太郎」をオイルクーラーラインに接続。
左が新油、右が交換前のATFです。
使用油種は「ワコーズ セーフィティスペック」
容量相当分の9Lを圧送式交換していきます。
車両のポンプで送られてくるATFを回収しながら、新油と入れ替えていきます。
交換完了後に30分程度アイドリングして簡易クリーニングを実施します。
次回交換目安は4万㎞後となります。
交換後は油量調整のために冷却します。
スポットクーラーなどの設備がないので、原始的ですが扇風機で冷やしていきます。
冬場は短時間で冷えてくれるので助かります。
スキャンツールでATF油温が下がったのを確認して、「油量調節モード」にして油温を42~44℃に上がるのを待ちます。
42~44℃になったら、オイルパンについているチェックプラグを外して余分なATFを排出します。
ATFが滴下状態になったらプラグを取り付けて油量調整完了です。
ハイエースはATF熱劣化推定値というデータがあり、ATF交換後は初期化が必要です。
整備要領書に沿ってスキャンツールで初期化を実施して、ATF交換が完了となります。
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】ATF交換