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スズキ エブリイ DA64V
埼玉県よりATF交換でご入庫いただきました。
まずは問診と試乗でお車の状態を確認。
次に、コンタミチェック。
ATFをフィルターに通すことで、ATF内にある摩耗粉を目視できます。
正常であれば、AT内のクラッチなどは摩耗せず、フィルターは変色しません。
変色が多い場合は、クラッチが摩耗して摩擦力が低下している可能性があり、ATF内の摩耗粉で摩擦力を維持している状態となります。この状態でATFを交換すると、摩擦力を維持していたATFが新油となり、摩擦力を発生させるものがなくなってしまうので、滑り(動かない・加速しない状態)が表に出てきてしまいます。
AT内の異常磨耗を把握することは、修理や代替などの早期検討が出来るため、コンタミチェックだけでもやる価値はあります。
エブリイの点検結果は良好の範囲内なので、交換作業に入ります。
オイルクーラーラインに接続して、圧送式交換となります。
交換前のATFの状態はこんな感じ。
使用油種は「ワコーズ セーフティスペック」です。
圧送式交換でAT容量分を交換します。
交換完了後、30分アイドリングでクリーニングモードを実施。
お客さまに交換後の状態を確認していただき、まだ濁りがあるということで、2回目の交換も実施することになりました。
それでは、2回目の圧送式交換。
交換後の状態はこのように透明度が回復しました。
2回目の交換後も30分クリーニングモードを実施してレベル調整。
最後に試乗確認して完了です。
作業時間は2時間ほどとなりました。
当社では1台1台、心を込めて整備など作業を実施しているので、お客さまにはご予約をお願いしています。
お手数をかけることになると思いますが、ご予約=お客さまとのお約束としてしっかりと時間を確保して対応や作業に望んでいます。
また、緊急時(事故や出先での故障など)にすぐ対応できるようにするために1日の入庫量を管理する目的もあります。
お客さまにより良い整備やサービスを提供する上で、お客さまにご予約いただくと、当社としてもとても助かります。
ご理解とご協力をお願いします!
ご入庫ありがとうございました。
【カテゴリー】ATF交換