エブリイ ATF交換 エアコンリフレッシュ

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スズキ エブリイ DA64V
H18 140,00km

 

埼玉県よりATF交換とエアコンリフレッシュ施工でご入庫いただきました。

 

まずは『エアコンリフレッシュ施工』から実施します。

エアコンの冷えがイマイチとのことで、エアコンリフレッシュをご用命いただきました。

 

エアコンサービス機器「PS134」を接続して、施工前エアコン性能点検を実施します。

当社では冷房性能点検と圧力点検を実施しておりますが、気温が低いと正確な点検が難しいため、夏場以外では点検を実施しない場合があります。

 

まずは車両の状況を整えます。

  • 室内、日陰
  • ドア・ボンネット全開
  • エンジン回転数1500rpm
  • 内気循環
  • 吹出口 ベント(FACE)
  • フルコールド(エアコンON)
  • 風量MAX
  • 5分間エアコン作動後点検
  • 吸込口温度計・湿度計はグローブボックス付近に設置
  • 吹出口温度計は中央ベンチレーターに設置

風量を弱くしたり、ドアを閉めていれば吹出口の温度は下がるので、同じ環境にすることが必要となります。

 

施工前は吹出口温度も高く、圧力も低い状態です。
エアコンガス量の低下の可能性がありますね。

 

ここからエアコンリフレッシュを施工します。

エアコンガスを回収して、エアコン配管を真空引きで乾燥させつつ、ガスクリーニングを20分。
その後、コンプレッサーオイルを補充(今回は無し)して、高純度再生ガスを正確に規定量充填します。

 

今回はドクターリークとパワーエアコンプラスを両方添加しました。(写真は今回のものではありません)

両方添加する場合、ガスが+50g入る為、あらかじめ規定量340gから50g引いた『290g』に設定しております。

 

エアコンリフレッシュ後の性能点検は

圧力も高くなり、冷えも良くなりました。
(外気温が低かった+湿度も高かったので、圧力も低く、やや性能的にイマイチな結果です)

施工前のガス量(推定)は約100g程度。
本来の性能を発揮できてなかったと思われますが、お客さまは気付かないときが結構あります。

当社ではエアコン機器の故障リスクの低減、燃費悪化の低減のために、エアコンリフレッシュをおすすめします。

 

次はATF交換。

いつも通りコンタミチェックから。
(コンタミチェックの器具が改良されているので、壊れたらそっちに移行します)

AT内のクラッチ摩耗の有無がわかるので、交換の可否判断に使用しています。

結果は「良好」でしたので、ATF交換作業に入ります。

 

トルコン太郎をオイルクーラーラインに接続します。

 

使用ATFは「ワコーズ セーフティスペック」

 

4リットルを圧送式交換します。

 

 

4リットル交換後、30分ほどエンジンを回して簡易クリーニングを実施。

油量調整をしてATF交換完了です!

 

当社では、1台のお車を長く診させていただいているので、日々のメンテナンスが数年後、数万km後・・・10年10万km後に大きく影響しているのを感じています。

ぜひ、安心・安全・快適なカーライフのために、メンテナンス・リフレッシュ整備をご検討下さい!

 

   【カテゴリー】ATF交換, エアコンリフレッシュ
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