ホンダ N-ONE JG1
H25 80,000㎞
古河市よりCVTフルード交換、エンジンリフレッシュ施工、エンジンオイル交換でご入庫いただきました。
約2万㎞の時に当社でCVTフルード交換(ワコーズプレミアムスペック)を実施させていただき、6万㎞走行したということで2回目のCVTフルード交換となります。
まずはコンタミチェックを実施します。
CVT内部のクラッチ異常摩耗の有無を点検して、CVTフルード交換が可能かどうかをチェックします。
結果は良好です。
全体的に黒ずんでいたり、吸入が出来なくなる場合はCVT内はクラッチの摩耗が進んでいてフルード内に多く溶け込んでいる状態となります。
内部は異常が発生していますが、摩耗紛を多く含んだCVTフルードがクラッチの役割を果たしているので、症状として出ない事があります。(お客さまは気付いていない状態)
そのような状態でCVTフルードを交換すると、交換後は動力を伝達する働きがなくなり、滑りが発現して走行不能となる可能性があります。
(CVTフルードを交換したから壊れた・・・ではなく、隠れていた異常が症状として現れたということなんです)
CVTフルードの交換が出来なくなっても、コンタミチェックをする(内部の状態を知る)ことで今後の修理・代替などを検討する材料として活用することも出来ます。
コンタミチェックの結果が良好でしたので、交換作業に入ります。
オイルクーラーラインにトルコン太郎(ATFチェンジャー)を接続して、圧送式交換を行います。
使用油種は前回と同じ「ワコーズ CVTF プレミアムスペック」
交換前の状態はこのような感じ。
圧送式交換にて5リットル交換していきます。
5リットル交換完了しました。
交換後、30分程度アイドリングで循環させて簡易クリーニングを実施します。
綺麗になりましたね!
油量を調整してCVTフルード交換完了です!
プレミアムスペックの場合、次回交換は6万㎞後となります。
吸気系・燃焼室を洗浄する【エンジンリフレッシュ】も施工します。
エンジンを回転させながら30分ほど霧状の洗浄剤を噴霧して、汚れを除去していきます!
エンジンは【潤滑部(エンジンオイル)】【燃焼部(燃料・空気)】【冷却部】と大きく3つの部屋があり、
エンジンオイルをしっかり交換していても、燃料や空気が通る部分を綺麗に維持することは出来ません。
したがって、エンジンリフレッシュのような吸気系・燃焼室の洗浄も必要となります。
無理なく持続可能なメンテナンスを目標としている当社では、4万㎞ごとに施工をおすすめしています!
(もちろん4万㎞よりも短いスパンでの施工も問題ありません。)
最後にエンジンオイルの交換。
プロステージS0W-30(S-FV・S3%添加)にて交換を実施しました。
このお車はターボ車なので、メーカー指定も5,000㎞ごとです。
ターボ車にお乗りの方は「ターボ車はエンジンオイルにとって過酷な特殊な装置」ということをしっかり把握していただき、オイルメンテナンスを実施していただければと思います!
5,000㎞でオイルメンテナンス表示灯が点灯するので、しっかりリセットして完了です。
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】ATF交換, WAKO'S プロステージS, エンジンリフレッシュ・RECS