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ホンダ フィット GK3
H29 25,000km
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
今回が初回車検です。
それでは点検からご紹介します。
エンジンはL13B。
このエンジンは吸気バルブを遅く閉じることで、アトキンソンサイクルを実現させているようです。(正確にはミラーサイクル?)
一度燃焼室に入った混合気がインテークに吹き返すので、そのあたりがどのような経年変化になるのか興味があります!
まずはバッテリーの点検。
アーガス バッテリーアナライザーで「充電状態・寿命テスト・始動能力テスト・充電システムテスト」を診断します。
が、クランキングしても電圧降下が少なく、始動能力テスト・充電システムテストの段階まで行きませんでした。
電圧降下が少ないので、始動能力テストは問題ないですが・・・
ってことで、わざと電気負荷をかけて始動能力テスト・充電システムテストの段階まで持っていき、点検しました。
結果は良好でした。
エンジンオイル量は上限付近。
見づらいレベルゲージです泣
その他の液もの関係。
冷却水は下限付近になっています。
新車から3年間、点検などをしていないお車は冷却水が少なくなっていることが多いです。
エアクリーナエレメントの点検。
もう少し使えそうなので、清掃して再取付します。
リフトアップして足回り、下回りを点検します。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は8.6mmと十分残量があります。
特に異常はなく、良好です。
リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングの残量は3.8mm。
こちらも異常なしです。
タイヤは残量は十分ありますが、前側タイヤの方が摩耗が進んでいるので、ローテーションします。
タイヤは前後で減る箇所が違うので、ローテーションしながら均一に摩耗させることで長く持たせることが出来ます。
下回りの点検。
こちらも大きな異常はありませんでしたが、
エンジンとミッションのつなぎ目あたりにうっすらオイル滲みがあります。
今回は清掃して、今後は定期点検をおすすめします。
(オイル交換や法定点検など…当社に入庫機会がある場合、点検しています)
点検が終わったら、整備内容を考えて見積書を作成します。
お客さまに了解をいただいたら、整備開始です。
車検時推奨基本整備を実施して、ブレーキフルード交換をします。
ホンダ車はなぜかタンク内のフルードが真っ黒になるんですよね。
タンク内のフルードを抜き取ってから交換をしています。
エンジンオイルの交換。
当社での交換歴はないですが、廃油量はいつも計測しております。
エンジンオイルはワコーズの「プロステージS 0W-30」
S-FV・Sも通常添加の3%+エコリフレッシュキット分135mmを添加しました。
クーラントブースター、フューエルワンもそれぞれ添加しました。
廃油量は2.9L。
前回交換時に3リットル入れていたなら、オイル消費は無さそうですね。
オイル滲みがあった箇所も洗浄しました。
しばらく様子を見ていただきます。
その他の整備として、ワイパーゴムの交換、エアコンフィルターの交換などを行い、整備は完了となります。
完成検査や納車準備、コンピュータ診断等を実施して、車検整備完了です!
ご入庫ありがとうございました。
【カテゴリー】WAKO'S プロステージS, エコリフレッシュキット, 車検・点検