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ホンダ フリード GB5
H29 38,000km
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
今回が初回車検です。
それでは点検していきましょう!
エンジンはL15B。
レイアウトは前回のフィット(L13B)とそっくりですが、こちらは直噴です。
バッテリーの点検。
アーガスのバッテリーアナライザーで4項目を診断。
結果は良好ですが、バッテリーの寿命テストが57%なので、3年相応の劣化は見られます。
冷却水量はLOW付近になっています。
漏れはないので自然減と思われます。
エアクリーナエレメントは汚れていて、走行距離的にも交換おすすめとなります。
(画像は交換作業時撮影のもの)
その他エンジン各部に異常はありませんでした。
リフトアップして足回り・下回りを点検していきます。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は4.5mm。
半分程度摩耗があり、要注意段階に入ってきています。
定期的にご入庫いただけるお客さまですので、残量を見ながら交換をしていきます。
リヤ足回りの点検。
異常はありませんが、ドラム内に摩耗紛が溜まっています。
やはり1年ごと(法定点検ごと)の清掃をしたいところですので、こちらとしてもキチンと点検の提案をしていきたいと思います。
タイヤはスリップサイン付近まで摩耗しています。
前側2本は両肩摩耗があり、要交換レベルです。
後側2本は溝は1.6mm以上ありましたが、お客さまから4本交換のお申し出がありましたので、今回は4本交換します。
下回りは異常ありませんでした。
点検が完了したら、整備内容をプランニングして見積書を作成します。
お客さまに確認して、整備内容を確定してから整備を進めていきます。
※整備時の写真撮り忘れが多いです※
まずは車検時推奨基本整備を実施します。
ブレーキ関係の清掃・調整・グリスアップをして、ブレーキフルードを交換。
CVTフルードの交換。
密閉式オイルクーラーのため、ドレン排出分交換で実施しました。
ホンダ車はオイルパンがなく、ドレンボルトにマグネットが付いている車が多いので、ドレンから抜き取ってマグネット部も清掃します。
使用油種は「ワコーズ CVTF プレミアムスペック」
排出分+αを補充して暖機します。
暖機後にエンジンを停止して、フィラープラグのネジ穴下面で油量調整を実施します。
「完全暖機・エンジン停止」とホンダは他社とは調整方法が違うので注意が必要です。
エアクリーナエレメントの交換。
クーラントブースターとフューエルワンの添加。
今回はエンジンオイル交換が無い為、単品添加となっています。
エンジンリフレッシュの施工。
吸気系・燃焼室周りを洗浄し、良好な燃焼状態を維持します。
タイヤはダンロップのエナセーブEC204で4本交換しました。
その他、エアコンフィルター交換やワイパーゴム交換など実施して整備は完了です。
コンピュータ診断や完成検査などを実施して、車検完了となります!
ご入庫ありがとうございました。
【カテゴリー】ATF交換, エンジンリフレッシュ・RECS, 車検・点検