ホンダ フリード GB5
H29 100,000㎞
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
【点検】
エンジンルームの点検をしていきます!
バッテリーの点検。
最近、バッテリーテスターが不調だったので、買い替えました。
日立(カイセ)のバッテリーテスターにしましたが、「充電量、劣化度(健全性)、始動テスト、充電テスト」の4項目診断は変わりません。
(印刷用紙が長くなってしまうので取り扱いが不便なのと、ロール紙の消費が早いのがネックですね)
今回の診断結果は良好です。
ブレーキフルード、冷却水の点検。
冷却水の量がLOWの少し上あたりと減り気味です。
リザーブタンクの冷却水量の減少は、タンクの位置が熱がこもりやすい位置にあると早くなる傾向にあると思います。
(水漏れしているのか、自然減なのか…判断する材料のひとつとして、車種ごとの傾向を把握しておくことも大切だと感じます)
今回はクーラントブースターで補充予定です。
エアクリーナエレメントの点検。
汚れが目立ってきており、今回交換おすすめとなります。
その他、10万㎞走行となるので、スパークプラグやラジエータキャップなどが交換おすすめとなります。
リフトアップして足回り、下回りを点検していきます。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は7.3mmとまだ十分残っていますが、ディスクローターの摩耗がややみられます。
次のブレーキフルード交換時にはローターも交換もしくは研磨をおすすめします。
リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングの残量は3.5mmと問題ありません。
液漏れなどもありませんでした。
タイヤも半年ほど前に交換したので問題なし。
ローテーションのみ実施しまし。
下回りの点検。
こちらも大きな異常はありません。
点検が終わったら整備内容をプランニングして見積書を作成します。
お客さまに内容をお伝えして、整備内容が確定したら整備を進めます。
【整備】
車検時推奨基本整備(エンジン・ブレーキ関連のメンテナンス、ブレーキフルード交換)の実施。
エンジンオイル・オイルエレメントの交換。
使用油種は「プロステージS 0W-30(S-FV・S 2%添加) 」
エンジンオイル性能向上剤の「S-FV・S」は通常添加分2%+エコリフレッシュキット分135mlも追加添加しました。
廃油量は2.8Lで少し減少していますが、前回交換から15,000㎞走行しているので大きな減少でなないようです。
エコリフレッシュキットの燃料系(フューエル1)、冷却系(クーラントブースター)も添加しました。
次はCVTフルードの交換。
いつものように「コンタミチェック」で内部の損傷をチェックします。
結果は良好なので、交換作業に取り掛かります!
使用油種はワコーズ「プレミアムスペックCVT」
前回4万㎞のときに同じオイルで交換しており、そこから6万㎞走行での交換となります。
このフリードは圧送式交換が出来ない いわゆる「密閉式オイルクーラー」ですが、専用アタッチメントを装着して圧送式交換出来るようにしております。
交換前は↑のような状態です。
ここから古いフルードを回収しながら新油を注入していく『圧送式交換』で6リットル交換していきます。
交換完了です。
ここから30分程度循環させて簡易クリーニングします。
交換後は↑のような状態です。
10万㎞ということで、オイルクーラーの奥にあるフィルター交換、
スキャンツールを使用してCVTのエア抜きを実施しました。
最後に油量調整を実施してCVTフルード交換完了です!
エアクリーナエレメントの交換。
スパークプラグの交換。
NGKのプレミアムRXを装着しました。
(最近はスパークプラグが細くなっており、注意して取り扱わないと破損しやすいので、DIYするときは気を付けてください)
ラジエータキャップの交換。
エンジンリフレッシュの施工。
吸気系・燃焼室の洗浄をして燃焼状態の悪化を予防します。
その他、エアコンフィルター交換やワイパーゴム交換、ヘッドライトリフレッシュ施工などを実施して整備は完了となります。
あとはコンピュータ診断や完成検査などを実施して車検完了となります!
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】ATF交換, WAKO'S プロステージS, エコリフレッシュキット, エンジンリフレッシュ・RECS, 車検・点検