トヨタ ハイエース GDH201V
R4 55,000㎞
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
当社で新車販売させていただき、2年経過して今回が初回車検となります。
【点検】
まずはエンジンルームの点検。
撮影し忘れで画像が少ないですが、特に異常はありませんでした。
リフトアップして足回り、下回りを点検してきます。
フロント足回りの点検。
フロントブレーキパッドの残量は8.2mmとまだまだ使用可能です。
リヤ足回りの点検。
リヤブレーキ残量は4.4mmと残量は問題ありませんが、ブレーキダストは結構溜まっていました。
その他は特に異常はありませんでした。
下廻りの点検。
エアクリーナエレメントがかなり汚れていました。
こちらは今回交換おすすめとなります。
その他に異常は見られませんでしたので、今回は消耗部品・定期交換部品の交換がメインとなりそうです。
【整備】
ブレーキ装置の洗浄・調整・グリスアップなど安全確保のための基本整備を実施して、ブレーキフルード交換を実施します。
圧送式のブレーキブリーダーを使用して4輪からしっかりフルードを交換します。
エンジンオイルの交換。
ハイエースも0W-30と低粘度化が徐々に進んでいますが、当社では5W-30にて交換しております。
ATFの交換。
まずはコンタミチェックを実施します。
結果は良好でしたので、交換作業を進めていきます。
オイルクーラーラインにトルコン太郎を接続して圧送式交換をしていきます。
使用油種は「ワコーズ セーフティスペックATF」です。
交換前の状態は→になります。
ここから9L交換していきます。
トルコン太郎に流れてくる古いフルードを回収しながら、新油を注入していきます。
30分程度アイドリングで簡易洗浄後のATFの状態です。
赤く透明度が出て、しっかり交換出来たのがわかりますね!
ここから一旦油温を下げて、油量調整を実施していきます。
(今回は一晩置いて翌日の油量調整となりました)
油温検出モードにして、42~44℃になった時に、オーバーフロープラグを取外して油量調整をします。
温度範囲が狭いように感じますが、ハイエースはラジエータ内にオイルクーラーがあるタイプなので油温上昇が緩やかで調整しやすい車種です。
ここまでしっかり実施してATF交換完了となります。
この他、エアクリーナエレメント・ワイパーゴム・エアコンフィルターを交換し、潤滑系・燃料系・冷却系の添加剤3本セット『エコリフレッシュキット』を添加して整備完了です。
完成検査やコンピュータ診断、納車準備を実施して車検完了となります。
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】ATF交換, エコリフレッシュキット, 車検・点検