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トヨタ レジアスエース(ハイエース) KDH201V
H27 52,000km
古河市内より車検整備でご入庫いただきました。
エンジンルームは前席の下にあります。
1KD-FTVというエンジンです。
バッテリーの点検。
アーガス バッテリーアナライザーで4項目診断します。
コモンレール式は燃料が高圧になっているため、燃料漏れなどのリコールが結構あります。
燃料漏れ、オイル漏れ、冷却水漏れがないか点検。
エンジンオイルやATFが交換時期、燃料フィルターも交換おすすめ時期となっています。
エアクリーナエレメントは下から取り外します。
汚れが目立ってきており、交換時期となっています。
リフトアップして足回り・下回りを点検していきます。
前輪各部の点検。
ブレーキ関係も良好です。
後輪も異常なし。
下回りの点検。
ラジエータのロアタンク付近に冷却水の滲み跡があります。
ごく少量ですが、今後は経過を定期的に点検して進行がある場合は保証修理となるかもしれません。
点検完了後、見積りを作成して整備内容を決めていきます。
お客さまからはある程度必要な整備はやるようにご用命いただいているので、長く乗れるハイエース系ですので、メンテナンス・リフレッシュ整備をしっかりやります。
車検時に推奨している基本整備。
安全確保のためにブレーキ装置の清掃・調整・グリスアップの実施。
ブレーキ装置の各部に塗るグリスは適材適所に使い分けしています。
エンジンオイルの交換。
今回は「ワコーズ スーパーフォアビークル・シナジー」を添加。
ワコーズの「オーガニックFM」と富士フイルムの「超分子技術FM」の相乗効果で境界潤滑(金属同士の接触が起こりやすい潤滑域)での摩耗からエンジンを守ります。
次はATF交換。
コンタミチェックでAT内部の異常磨耗を点検します。
フィルターが変色する=クラッチの摩耗粉がATFに多くある=クラッチが摩耗している=ATFを交換すると滑りの症状が顕在化する。
ATFが汚れている・走行距離が多いから交換出来ない・・・ということではありません。
交換前のATFの状態。
5万キロ走行で重量を考えるとそれほど汚れていない印象です。