ダイハツ ミラジーノ L700S
H14 130,000㎞
古河市より法定12か月点検にてご入庫いただきました。
1年前の車検、2年前の法定点検もご入庫いただいており、1年で1万㎞ほど走行しておりました。
それでは点検を進めていきましょう!
エンジンはEFというこの世代のダイハツの代表エンジンです。
バッテリーの点検。
アーガス バッテリーアナライザーで「充電状態、寿命テスト、始動能力テスト、充電システム」の4項目を診断します。
結果は「良好」でした。
エアクリーナエレメントの点検。
エアクリーナエレメントはエンジンに取り込む空気を綺麗にするフィルターの役割があります。
汚れが中程度といったところですので、次回車検時の交換をおすすめします。
左がパワーステアリングフルード、右がブレーキフルードです。
車検時にパワーステアリングポンプを交換しているので、液量に変化がないか?をしっかりチェックします。
液量の低下もなく、経過は良好のようです。
冷却水量の点検。
こちらも問題ありませんでした。
エンジンオイル量の点検。
エンジンオイルは以前から軽度の減少がみられたので、しっかり点検します。
現状は50%程度(LOW-FULLの間)です。
補機ベルト等も問題ありません。
パワーステアリングポンプも良好でした。
リフトアップして足回り・下回りの点検。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は4mm弱と交換時期になっています。
(前回までの整備履歴から交換が予想される部分だったので、このあたりはご入庫前に見積りを作成済です。事前に「この整備をやったら何円かかる」というのを知ることが出来るのはお客さまにとってメリットがあると思います)
リヤ足回りの点検。
リヤブレーキライニングの残量は2.2mm。
半分程度摩耗してきていますが、リヤはゆっくり摩耗するのでまだまだ使用可能な範囲です。
タイヤの残量は6.5mm~6.6mmとほぼ新品状態なので問題ありません。
下回りの点検。
リヤクランク付近(エンジンとミッションの接続部分)からオイルの滲みが少しみられます。
まだ軽症ですので、今後も経過を点検していきます。
マフラーの後部(リヤテールパイプ)の接続部分に錆がみられます。
現状は排気漏れなどありませんが、時間の経過とともに症状が出る可能性があります。
その他、右のヘッドライトが点かなくなっているとお客さまからお伺いしておりましたので、そちらもしっかり点検しました。
(点検・車検はもちろん、エンジンオイル交換などの入庫時もライトの点灯点検は行っております)
点検が完了したら、整備内容を考えて見積書を作成します。
今回の点検で整備が必要そうな箇所は事前に見積りをして連絡しており、変更箇所の連絡だけで済むのでスムーズに内容をお客さまと決めることが出来ます。
ヘッドライトはハロゲンバルブを使用しているので、LEDバルブ(スフィアライト ライジングα)の提案をしました。
(バルブ切れしている場合は、必ず交換費用が掛かるので、そのタイミングでLEDバルブにすると少しお得な感じでグレードアップ出来るのでオススメです!)
今回はハロゲンバルブで交換となりました。
(お客さまにとって選択肢が増え、よりよい選択が出来ることが当社の望むことですので、お客さまには当社の提案に耳を傾けていただければと思います)
整備内容が確定したら整備を進めていきます!
エンジンオイル&オイルエレメントの交換。
廃油量は1.8L。
前回のオイル交換では2.3Lほど入れたので、5,000㎞で0.5Lの減少があります。
5000㎞ではレベルゲージ範囲内なので大きな問題にはなりませんが、これが10,000㎞を超えてしまうと消費量が1Lを超えてエンジン損傷の危険性が増してきます。
エンジンが摩耗したり徐々に劣化するのは避けることはできませんが、それをいかに緩やかにするかで寿命は大きく変わってきます。
当社では、そのために必要なことを考えてお客さまに提案させていただいております!
使用オイルは「ワコーズ プロステージS 0W-30」です。
今回はオイル消費やオイルにじみがあるので、エンジンパワーシールドを2%添加しました。
フロントブレーキパッドの交換。
新品のブレーキパッドを組付けました。
ワイパーゴムの交換。
梅雨時期なので、より視界確保の大切さがわかりますね。
ヘッドライトバルブの交換。
エアコンフィルターの交換。
あとは燃料系洗浄添加剤「フューエル1」を添加して整備完了です!
愛車のコンディションを維持するためには1年ごとの点検がとても重要です。
皆さん、車検だけでなく1年ごとの法定点検もぜひご用命下さい!
ご入庫ありがとうございました!
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【カテゴリー】WAKO'S プロステージS, 車検・点検