プロステージS 0W-30をおすすめする本当の理由①

いつもご覧いただき、ありがとうございます。 今回は『プロステージSをおすすめする本当の理由①』をお伝えします!   まず、エンジンオイル『プロステージS』についての基本情報は・・・
エンジンオイル「プロステージS」
プロステージS 0W-30 with S-FV・S 【当社オリジナル】
  こちらをご確認ください!   今回は上記内容を見ていただいた前提でお話しするので、難しい部分も出てきますがご了承下さい。  

プロステージS 0W-30をおすすめする本当の理由①

使用過程における高温粘度の担保

近年の低粘度エンジンオイルは高温時の油膜が薄く潤滑性能が低下します。 メーカーでは、エンジンオイルの潤滑性能低下による影響を抑えるために、ピストンリングやカムなどにDLCコーティング等をしたり、エンジンオイルを合成油にしたり、高粘度指数化(温度による粘度変化を少なく)したり、モリブデンなどのFM剤を入れたりしています。
エンジンオイルの基本性能『潤滑』の低下はしょうがない。燃費の方が大切。 ギリギリまで低粘度化して金属同士が接触する摩擦が起きそうなところは、最悪焼きつかないように対処しておこう。
このような傾向があるのではないかと思っています。   低粘度純正エンジンオイルでDLCコーティングなどして対策してあるエンジンが10年10万km乗っても、きちんと磨耗を抑えているとしましょう。 (弊社では低粘度エンジンオイルでエンジンコンディションを長く維持できるとは考えていませんが) 仮にそうであっても、エンジンオイルがさらされている外的要因によってエンジンの磨耗は進んでしまうと考えられます。 一番の外的要因は『燃料による希釈』です。 直噴(筒内直接噴射)エンジンが増えてきてますが、『燃料によるエンジンオイル希釈』は直噴エンジンが顕著です。   当社で新車から5,000kmごとにオイル交換していただいている直噴エンジン搭載車(5年5万km以下)でも、廃油量が注入量よりも300ml程度多い…ということが続いています。 つまり、エンジンオイルに燃料が300ml(オイルが減ることも想定されるのでそれ以上)混ざってしまっているのです。 ガソリンは動粘度の低い液体なので、抜き取った廃油はかなりサラサラです。 ガソリン臭もしています。 このガソリン混じりのエンジンオイルは役割を果たすことができるのでしょうか? おそらく、メーカーが想定しているエンジンオイルの粘度よりも低下しているのではないでしょうか。   このような症状はポート噴射のお車でも見られるようになってきました。 もし、燃料によるエンジンオイル希釈(オイル量の増加)が仕様として発生してしまうのであれば、ユーザー側で対応するしかありません。   当社では、使用過程における高温粘度の低下への担保として、高温粘度30(〇〇W-30)をおすすめしています。   定期的なエンジンオイル交換はオイル自体が劣化したからではなく、 外的要因も含めたエンジンオイルの『変化』をリフレッシュさせて、良いエンジン環境に戻すために行う というのが、弊社の考え方です。   燃料の混じったエンジンオイルは、ガソリン臭がしたり、黒ずんだ汚れや抜き取り時のサラサラ具合で判断できますが、 一番確実な確認方法として、廃油量を計測して、入れた量よりも多くなっていれば燃料が混じっていると判断できます。   プロステージS 0W-30は元々の高温粘度の高さや潤滑性能の高さから、希釈された時も低粘度エンジンオイルと比較してエンジンにダメージを与えてしまうまでの潤滑性能の低下の可能性は低いと思います。 0W-20指定→5W-30などの高粘度への切り替えでも効果はあると思うので、プロステージSの価格が気になるお客さまには基本性能があまり変わらない高粘度エンジンオイル(5W-30)をおすすめしています。   その②へ続く

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