エブリイ 車検

スズキ エブリイ DA64V
H18 115,000km

 

八千代町より車検整備でご入庫いただきました。

年間走行距離は約5000㎞とそれほど多くありませんが、
16年経過して10万kmを超えてきており、エンジンオイル消費も少し始まっているので
注意して使っていかないと、あっという間に大きな不具合が出てくる可能性があります!

 

当社は民間車検場(指定工場)なので、車検では「点検・整備・検査」の3つをセットにして実施しております!

【点検】

バッテリーの点検。

アーガス バッテリーアナライザーで4項目診断を実施します。

エブリイは荷室の下にバッテリーがあるので、お荷物があると点検が少し大変になってます。
(車検時は事前に荷物を降ろしていただけると、非常に助かります!)

 

また、重量物の積み降ろしが多いお車でバッテリー収納部にかぶせるカバー(画像の銀色の蓋)が変形してしまい、その下のバッテリー端子に干渉して警告灯が点灯するという事例がありました。

バッテリー収納部のカバーは強度が弱いので、重い荷物を載せる時はゆっくり載せた方が良いと思います!

 

 

点検結果は寿命テストが0%とNG。

交換推奨となります。

 

ボンネットを開けてブレーキフルードや冷却水など油脂類のチェック。

量は問題ありません。

 


エンジンは前席の下にあります。

 

前回オイル交換から3,000㎞ほどですが、エンジンオイル量は80%ありました。

オイルの色から燃料希釈による増加も考えられますが、この減少量であれば5,000㎞ごとにしっかり交換していればエンジンの大きな損傷などは避けられると思います。

ですが、そのためにはお客さまにもお車のコンディション管理の意識が必要になってきます!

 

 

エアクリーナエレメントは前回車検で交換しておりますが、一部汚れがみられます。

当社の地域は畑が多いので、エアクリーナエレメントは汚れやすいですね。

 

 

リフトアップして足回り・下回りを点検していきます。

 

フロント足回りの点検。

ブレーキパッドの残量は7.5mmと良好で、その他にも大きな異常はみられません。

 

 

リヤ足回りの点検。

ブレーキライニングの残量は2.4mmと半分以上残っています。

その他にも大きな異常はみられませんでした。

 

 

ときどき補機ベルトが鳴くということで、ベルトを点検。

オルタネーター側がやや張りが弱めで、摩耗がみられるので交換推奨となります。

また、張りを調整するテンショナープーリーにゴリゴリ感が出ているので、ベルトと一緒の交換をおすすめすることにしました。

 

 

点検が終わったら点検結果とお客さまのご用命などから整備プランを考えて見積書を作成いたします。

お客さまに確認していただき、整備内容を決定していきます。

(よく「この整備はやらないとダメですか?」と聞かれますが、「車検を通すために」「安全に乗るために」「コンディションを維持するために」・・・目的によってやらなければならない・やった方が良いかが変わるので、とても難しいんです汗

なので当社では、「あとどれくらい乗る予定か?」「どういう整備を希望するか?」などをお伺いして、それに合わせて整備プランを考えています!)

 

 

【整備】

まずは安全確保のための基本整備から実施。

ブレーキ装置の洗浄・調整・グリスアップを実施してブレーキフルードを交換します。

 

 

補機ベルトの交換。

テンショナープーリーも交換しました。

 

張りの調整はバンドー テンションマスターでしっかりと調整しました!

 

 

エンジン関係で、今回は冷却系統のサーモスタットやラジエータキャップの交換などを実施しました。

エブリイ・キャリイはサーモスタットの固着やラジエータキャップの破損が多いので、10年・10万㎞などの区切りで予防整備を実施した方が良いかと思います。

ちょうどセンターコンソールの位置にあるので、座席を上げただけだと見えにくい位置にありますし、故障するとオーバーヒートの危険性もあるので、予防が必要な個所になります。

 

サーモスタットケースを外すとサーモスタットが見えます。

開いたまま固着することが多く、その状態になると走行すると水温が下がっていき、冬場などは暖かい風が出ない状態になってしまいます。

 

サーモスタットケースに付いているラジエータキャップです。

エブリイはこことラジエータにラジエータキャップが付いているのですが、このキャップが壊れやすいです。

今回はキャップ部のゴムが固着して外れにくかったですが、破損はなかったです。
(破損すると冷却水がリザーブタンクからあふれ出すオーバーヒートのような状態になります)

サーモスタットとラジエータキャップ×2個(ラジエータ側も)を交換して、元に戻したら冷却水を補充してエア抜きを実施します。

 

 

バッテリーの交換。

当社ではピットワークを使用しております。

 

あとは燃料系洗浄剤(フューエル1)を添加して整備完了となります。

 

 

整備後に完成検査やコンピュータ診断を実施して車検完了となります!

(スズキは純正診断機SDT-2にて診断しております)

 

ご入庫ありがとうございました!

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