ダイハツ ハイゼット S510P
H26 25,000㎞
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
【点検】
まずはバッテリーの点検。
アーガスバッテリーアナライザーで4項目診断を実施します。
結果は良好。
ですが、お車の使用頻度が低くバッテリー電圧が低下しているので、無料充電を実施しました。
(当社でバッテリー交換を実施していただいた車両は無料充電しております)
エンジンルームの点検。
補器ベルトに劣化が小程度みられますが、特に異常はありませんでした。
リフトアップして足回り・下回りを点検していきます。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は5.9mmで、年間走行距離を考えるとまだまだ使用可能です。
少し変わった形状をしており、スライドピンが固着している事が多いので、しっかりチェック。
(当社では車検時に推奨基本整備としてグリスアップしているので固着はありません)
他の部分も異常はありませんでした。
リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングの残量は3.5mmで問題ありません。
液漏れ等もなく、タイヤも6mm程度あります。
下回りの点検。
実はハンドル操舵時に異音が発生しており、ステアリング装置の異常があるようだったので、そこも重点的に点検します。
リフトアップ時にタイヤを揺すってガタツキを点検すると、左右ともガタツキがありました。
点検を進めると、「ステアリングベベルギヤ」という部分のガタツキがありました。
これは要交換となります。
その他はエアクリーナエレメントが交換時期となっておりましたが、大きな異常はありませんでした。
点検完了後、見積書を作成して整備内容を決めていきます。
【整備】
ガタの出ていた「ステアリングベベルギヤ」の交換。
取り外した部品は土などが堆積している状態でした。
これにより内部に異物が入り込んで、ガタが出てしまったようです。
農家さんの場合、土ほこりが運転席足元に堆積するのは仕方のないことですが、メーカー問わずこの問題はよくあり、リコール等になることもありますね。
今回のケースではステアリングベベルギヤの上のゴムブラケットの形状が変更されています。
交換後は異音もなく良好になりましたが、今後も可能な限り土が堆積しないように対処していく必要がありそうです。
その他の整備も実施して、完成検査・コンピュータ診断などを実施して車検完了となります。
(その他の整備の写真は撮り忘れ・・・)
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】車検・点検