レジアスエース(ハイエース) 車検 ATF交換

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

トヨタ レジアスエース(ハイエース)バン GDH201
H30 50,000km

古河市より車検整備でご入庫いただきました。

弊社で新車販売させていただいたお車で、初回車検となります。

 

点検からご紹介します。

ボンネットを開けると、ブレーキタンクやラジエータタンクなどがあります。

 

ブレーキフルードの量はMAX付近です。
ブレーキフルードの量はブレーキパッドなどの残量が少なくなるにつれて減っていきます。
通常使用でMINを下回ることはなかなか無いですが、量が減っていなくても2年ごとの交換を推奨しています。

 

冷却水の量は約80%。
冷却水の半分くらいは水のため徐々に減っていくので、定期的な補充が必要です。

近年は初回7年や9年が定期交換目安となっている長寿命タイプがほとんどですが、意外と防錆や消泡などの性能は早めに劣化するので、弊社では2年ごとに冷却水性能復活剤(クーラントブースター)の添加をおすすめしています。

 

このレジアスエースには1GDというエンジンが搭載されていますが、アドブルーの注入口もここにあります。

ひとつ前の1KDなどのエンジンには無かったNOxを浄化する尿素SCRシステムに必要な尿素水=アドブルーです。
燃料ほど減りは早くないですが、定期的な補充が必要です。

 

 

前席下にあるエンジンの点検。

 

アーガス バッテリーアナライザーでバッテリーの点検。

 

結果は良好でした。

 

パワステフルードの量も問題ありませんでした。

 

 

リフトアップして足回り、下回りの点検をしていきます。

 

フロント足回りの点検。

ブレーキパッドの残量は8.8mmと十分。
初回車検なので、特に異常はありませんが、この状態を長くキープする足回りの耐久性はさすがハイエースといったところでしょうか。

 

 

リヤ足回りの点検。

ブレーキライニングの残量は4.6mm。
特に異常はありませんが、ブレーキドラムのライニングとの接触面がピカピカに光っています。

ハイエースの特徴ですが、ライニングの摩耗紛が細かいのが原因なのか、ドラムが研磨されピカピカになります。
他の車だと、摩耗紛で傷が入り、レコード状になる車が多いです。

傷が入るよりは良いですが、鏡面すぎるのもブレーキの効きに影響があるので、定期的な清掃は必要だと思います。

 

下廻りも特に異常はありませんでした。

※カメラを新調したのですが、ボケてしまうことが多く見づらい画像があります

 

 

点検が完了したので、整備内容を精査して見積書を作成します。
今回はお仕事で長距離が多いお客さまで、いつも弊社がおすすめする整備を実施していただいているので、お任せいただいております。

(初めてご入庫いただくお客さまや弊社での整備歴の少ないお客さま等には、「お任せ(必要な整備は実施してほしい)」とご用命いただいても、お客さまと弊社の認識が乖離している場合もあるため、見積内容の確認をお願いしております。)

 

それでは整備にとりかかります!

 

まずは車検時推奨基本整備から。

ブレーキ装置の洗浄・調整・グリスアップを実施して、ブレーキフルードを交換します。

 

 

エアクリーナエレメントの交換。
1KDエンジンと同じフロントバンパー右側下に配置されています。

 

 

次はATF交換です。

コンタミチェックを実施します。

 

結果は良好です。

 

ATFチェンジャーをオイルクーラーホースに接続します。

使用油種は「ワコーズ セーフティスペック」

 

↑真ん中が交換前のATFの状態です。

これでもかなり綺麗なんですが、新油と比較すると汚れているように感じますね。

 

交換量は9リットル。

それでは交換開始!

 

9リットル圧送式交換しました。

この後、30分程度アイドリングで簡易クリーニングを実施します。

 

綺麗になりました。

 

ここから油量調整。
ハイエースもレベルゲージレスになったので、規定温度での油量調整が必要です。

一度冷却してからいつも通り「油温検出モード」にします。

ハイエースの場合はラジエータにオイルクーラーがあるので、油温の上昇はゆっくりです。

そんな事情からなのか、適正油温は「42℃~44℃」とかなり狭い範囲。
それでも、油温がなかなか上がらないので、余裕を持って調整できました。

 

油温検出モードに入ると、シフトの表示が消灯します。(適正油温以下)

 


(ボケボケですみません)

適正油温になると「D」が点灯します。

 

点灯したらATオイルパンのオーバーフロープラグを外して

余剰ATFを排出して油量を調整します。
(ATFがオイルパンとプロテクターの間に入らないようにウエスを詰めてます。実はこれもサービスマニュアルに書いてあります)

ATFが滴下状態になったらプラグを締めて、「ATF熱劣化推定値初期化」を実施して作業完了となります。

 

「ディーゼルワン」や「クーラントブースター」も添加します。

ディーゼルワンは1リットル缶を1年かけてお客さまに少量ずつ添加をお願いしております。

 

エアコンフィルターの交換。

新車時に装着されているメッシュタイプから高機能フィルターに交換しました。
商用車でも、断然こちらの高機能フィルターがおすすめです!

 

その他、ワイパーゴムの交換、スマートキー電池交換、アドブルーの補充を実施して整備完了です。

完成検査やコンピュータ診断を実施して、車検整備完了となります。

 

ATF交換の手順・要領が同じメーカー・同年代でも車種によって違う、同じモデルの車でも前期・後期等によって違うのは当たり前になっています。
皆様も自動車が年々進化しているのを体感していると思いますが、自動車整備業界も車検制度を含め、大きな変革があります。
弊社もその変化に対応出来るようにしておりますが、各分野において専門性が進んでいるため、取捨選択をしなければならない事も出てくると思います。
具体的なところで言うと、軽自動車・乗用車から小型トラック・商用車まではなんとか対応出来ても、中型トラック(4tクラス)まで同じ水準のサービスに持っていくのは、かなり難しくなるかもしれませんね。

とにかく「お客さまの生涯のカーライフのトータルサポート」を目指して、日々頑張りますので、津軽オートサービスをよろしくお願いいたします!

 

 

 

   【カテゴリー】ATF交換, 車検
^