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日産 セレナ C25
H22 110,000km
八千代町より車検整備でご入庫いただきました。
それでは点検からご紹介します!
エアクリーナエレメントに汚れが溜まってます。
こちらは交換おすすめとなります。
冷却水量もLOW付近になっています。
こちらはエコリフレッシュキットの冷却系添加剤で補充します。
他の部分では、スパークプラグが10万キロで交換時期、CVTフルードも交換おすすめとなっています。
フロント足回りの点検。
ブレーキの残量は5.4mmと半分ほど摩耗しています。
リヤ足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は4.7mm。そろそろ交換を検討する残量ですが、1年前の点検時からそれほど摩耗が進行していなかったので、今回はそのまま。
オイル交換もこまめにご入庫いただいているので、適切な時期に交換をおすすめします。
下回りの点検。
ステアリング装置のタイロッドエンドブーツに大きなひび割れが見られます。
こちらはオイル交換時にチェック済みで、予定通り交換となります。
点検完了後、整備内容を検討してお見積りを作成。
お客さまとご相談の上、整備内容が決定します。
【整備】
まずはブレーキ装置の整備(車検時推奨基本整備)から。
ブレーキ装置の洗浄・グリスアップを実施して組み付けて
ブレーキフルードを交換します。
綺麗になりました!
次はCVTフルードの交換。
フルードを吸い上げフィルターを通過させてコンタミチェックを実施しています。
結果は良好ですので、交換作業を続行します!
レベルゲージからの循環式交換となります。
1回目で4リットル抜き取りました。
4リットル新しいオイルを給油して、しばらくアイドリングで新旧オイルを混ぜ合わせます。
2回目の抜き取り時でこのような状態。
合計8リットル交換しました。
次はスパークプラグの交換ですが・・・
スパークプラグは○印あたりにあり、インテークマニホールド(吸気管)の脱着が必要なため、少し時間が掛かります。
インマニ内やインテークバルブ手前は焼けたカーボンやオイルがあります。
セレナはEGR(排気ガス再循環装置)があるからでしょうね。
イグニッションコイルを外して、イリジウムプラグを交換。
10万キロ頑張ってもらいましょう!
先ほどの吸気系と燃焼室の汚れを洗浄するエンジンリフレッシュも施工。
高圧「1.76KPa」 低圧「0.25KPa」
吸込口「23.1℃」 吹出口「13.7℃」
となりました。
では、エアコンリフレッシュを施工します。
エアコンガスの回収・再生・規定量充填とエアコンシステムの配管内の真空引き、オイル注入を実施します。
「エアコンガスをしっかり規定量充填・真空引きによるエアコンシステムの水分除去」でエアコン性能を最大限発揮して、より長持ちすることが出来ます。
コンプレッサーオイルは30ml回収したので、同量新品オイルを注入して
エアコンリフレッシュ完了後にワコーズの「パワーエアコンプラス」を注入しました。
コンプレッサーオイルを回収分きちんと補充しているので、パワーエアコンプラスのオイル量が少ない(5ml)というのは逆に扱いやすいです。
オイル缶によるオイル注入だと最後まで全自動でやってくれるんですけど、コンプレッサーオイル量の管理が難しくなる(オイルの回収量が多いのに補充が少なくなる・回収量が0なのに補充で入れすぎる)ので、オイルはボトルから補充しています。
コンプレッサーオイルはエアコンガスよりも規定量管理が難しい代物で、内部のオイル量はわからないんです。
施工後は高圧「1.55KPa」低圧「0.22KPa」
吸込口温度「25.9℃」 吹出口温度「12.7℃」となりました。
写真を撮り忘れましたが、タイロッドエンドブーツも交換して整備完了です。
検査・コンピュータ診断を実施して車検整備が完了となります。
年間3万キロほどお乗りになるのですが、積極的にリフレッシュ整備を実施していただいているので、これからも安心してお乗りいただけるようお手伝いしていきます!
ご入庫ありがとうございました。
【カテゴリー】ATF交換, エアコンリフレッシュ, エンジンリフレッシュ・RECS, 車検・点検