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トヨタ ヴェロッサ GX110
H15 180,000km
ダッシュボードから不定期にガガガ！やビビビ！という音が聞こえるということでご入庫いただきました。
早速、点検開始です。
よく聞くと助手席のブローブボックスの奥から聞こえてきます。
グローブボックスを固定しているビスを外して取り外します。
外すとエアコンユニットが見えます。
音が出ているのはエアコンユニットについている黒い装置。
見にくいので手前のダクトを外して
エアミックスダンパサーボから異音が出ています。
この部品は吹出温度を調整するドアを動かしているアクチュエータです。
診断機を接続してエアコンのデータを見てみると、エアミックスドアの目標開度と実開度に差が出ているときがあります。
オートエアコンはセンサー情報から適切な温度・風量・吹出口を設定していますが、エアミックスダンパサーボから送られてくる｢実開度｣が狂ってしまうと、その狂った位置に修正しようと動かすため、異音が発生します。
この症状は他のトヨタ車でも発生するので、似たような症状でお悩みの方はエアミックスダンパサーボをチェックしてみると良いと思います。
部品を交換して症状が改善しているかチェック。
異音も出ておらず、データも実開度と目標開度が一致しています。
グローブボックスなどを取り付けてお引渡しさせていただきました！
中は開度検出部(上側)と駆動部(下側)で構成されています！
ご入庫ありがとうございました！
【カテゴリー】一般修理