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トヨタ パッソ KGC10 (H19年登録 77,000km)
【エンジンルーム点検】
エンジンは1L直列3気筒1KR、ダイハツのOEMです。(実際は共同開発となってますが)
バッテリーはアーガス バッテリーアナライザーで「充電状態・劣化テスト・始動能力テスト・充電テスト」の4項目を診断します。
ATFは最近交換されたようです。
量が少ないように思われますが、暖機後は正常範囲内なので問題なしです。(写真は冷間時です)
冷却水のリザーブタンクの量がLOW付近になってます。
原因を探ると・・・
ウォータポンプから水漏れがあります。
トヨタ(というかアイシン?)の定番ですね。
冷却水はスーパーロングライフクーラントで新車充填から7年で交換時期なのですが、ちょうどそのころに滲みや漏れが発生するウォーターポンプ。
7年経たずに漏れる事例(5年以内なら保証)もあるので、環境のためにスーパーなロングライフクーラントにしてるのに意味がないなぁなんて思うときもあります。
【足回り・下回り点検】
フロントブレーキパッドの残量は5.0mm
2年前の車検、1年前の法定点検とご入庫いただいているので、ブレーキの減り具合が把握でき、使用状況の変化がなければ適切な交換時期をお客さまに案内できます。
足回り・下回りは大きな異常はありませんでした。
点検後、見積もりを作成します。
これまでの入庫整備暦・懸念事項など当社で記録している情報、受付時の問診なども含めて見積もりを作成して、お客さまに連絡します。
お客さまとご相談の上、整備内容を決定します。
【整備】
水漏れしていたウォーターポンプを交換。
補機ベルトも年数的に交換時期なので、交換です。
交換前と同程度の位置まで調整しても規定値よりも結構弱めの張りだったので、もう少し張り側に調整しました。(それでも、計算上の固有振動数より低いので、初期伸び後にベルト鳴きなどある場合は再調整します)
冷却水(スーパーロングライフクーラント)も交換、エア抜きもしっかり行います。
3気筒エンジンで気になる振動。
エンジンリフレッシュで燃焼状態を改善します。
+燃料系洗浄剤(ワコーズF-1)で相乗効果が期待できるので、お客さまに燃料満タン時の添加をおねがいしました。
整備完了後、完成検査を実施して車検終了です!
コンピュータ診断も無料にて実施。
2年ごとの診断結果はお客さまのお役に立てるのはもちろんですが、当社にとってもとても大切なデータなので無料で実施しております!
ご入庫ありがとうございました。
津軽オートサービスHP→http://tsugaru-auto.co.jp/
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