スズキ エブリイ DA64V
H20 50,000㎞
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
年間1,000㎞と使用頻度は低いお車となっております。
それでは点検から始めていきましょう。
バッテリーの点検。
充電状態・寿命テスト・始動能力テスト・充電システムテストの4項目を診断します。
結果は良好でしたが、当社で交換していただいたバッテリーなので無料充電サービスを実施します。
ボンネットを開けるとブレーキフルードタンクや冷却水リザーブタンク、ウォッシャータンプなどがあります。
液量は問題なしですが、いずれも2年ごとの定期交換をおすすめします。
(冷却水は長寿命タイプもあり、交換時期は様々です。当社では性能復活剤の添加をおすすめしております。)
エンジンルームの点検。
エンジンは前席シート下にあります。
エアクリーナエレメントの点検。
まだまだ綺麗なので問題ありません。
エンジンオイル量は90%ほどで問題ありません。
車検と車検の間にオイル交換が無いと想定されるので、車検ごとに交換していくのが良いかと思います。
リフトアップして足回り、下回りを点検していきます。
フロント足回りの点検。
ブレーキパッドの残量は6.3mm。
走行距離を考えると、まだまだ使用可能ですね。
スタビライザーリンクブーツが切れているので、交換が必要です。
(点検時に撮り忘れしたので、交換作業時の画像を使用してます)
リヤ足回りの点検。
ブレーキライニングは4.1mmと十分な残量があります。
走行頻度が低いからなのか、蜘蛛の巣?のようなものが足回りにあり、ブレーキドラム内部にもありましたので、このあと実施する車検時推奨基本整備でしっかりと清掃していきます。
液漏れなどはありませんでした。
下回りの点検。
以前、ミッションのシフトピン部のオイルシール交換を実施したのですが、オイル汚れがありました。
清掃不足だったようなので、再度洗浄して様子を見ていきます。
その他大きな異常はありませんでした。
点検が完了したら見積書を作成して、お客さまに確認してから整備にとりかかります。
推奨基本整備を実施して、ブレーキフルードを交換します。
最近、圧送式のフルードチェンジャーを購入したので、そちらを使用して交換していきます。
負圧式よりも早く交換出来て、エア抜きもしっかり出来ます!
エンジンオイルの交換。
抜取量は2.5L。
使用オイルはワコーズのプロステージS 0W-30。
使用頻度の低いお車なので、今回はエコカープラスWB(ウォーターブレイク)を添加。
(S-FV・S 2%と同価格で比較すると1.2%ほどなので、測って添加してます)
スタビライザーリンクの交換。
その他、クーラントブースターの添加やワイパーゴム交換などを実施して整備完了。
完成検査やコンピュータ診断を実施して車検完了となります。
ご入庫、ありがとうございました!
【カテゴリー】WAKO'S プロステージS, 車検・点検