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スズキ ワゴンR MH23S
車検でご入庫いただきました。
【点検】
エンジンルームの点検
ブローバイガスに混入するオイルミストによる汚れが目立っています。
スパークプラグの点検。
ワゴンRなどスズキのK6Aエンジンに多く使われている片側イリジウムプラグです。
中心電極にイリジウムが使用されて摩耗しにくいのですが、一番上のL字の部分は通常のプラグと同じなので、摩耗しています。
足回り点検
タイヤのひび割れと摩耗も進んでいます。
お客さまから交換をご用命いただいています。
13年製造のタイヤなので約3年経過しています。
ロアアームブーツにひび割れが見られます。
下回り点検
ベルトに劣化が見られます。
【整備】
フロントブレーキパッドの交換。
ブレーキフルードの交換。
タイヤはダンロップ「エナセーブEC203」に交換しました。
交換中にこのような液体が入っているタイヤが1本。
ちょっとびっくりしましたが、これはパンク修理剤です。
お客さまがパンクしたときに車載のパンク修理剤を使用したようなのですが、漏れは止まらず、近くのガソリンスタンドで修理してもらったとのことでした。
実際は修理するときに抜き取らないといけないのですが、そのままだったようです。
このように粘着質の液剤がタイヤ・ホイール全周についているので、液剤を入れたタイヤは交換推奨・エアを入れるバルブの交換が必要な場合があるなど、本当に緊急時で他に手段がないとき以外はあまりおすすめしてません。
自動車保険のロードサービス等無料サービスを利用をおすすめします。
エンジンオイルの交換。
補機ベルトの交換。
スパークプラグの交換。
NGKのイリジウムMAXを使用します。
外側電極(L字部分)に白金チップが付いているので、長寿命(10万キロ)です。
エコリフレッシュパックの3つの添加剤を注入。
潤滑系・燃料系・冷却系をリフレッシュします。
エンジンリフレッシュの施工。
ブローバイガスオイルミストの吸気系混入による汚れの洗浄や、ブローバイガス増加の原因となる圧縮抜けを防ぐ燃焼室の洗浄を実施します。
ATFの交換も実施しました。
コンタミチェック(AT内異常摩耗点検)の結果は異常なし。
ワゴンRはクーラーラインが外に出ていないため、レベルゲージでの循環式交換を実施します。
オイルパン内のATFを抜き取り、新油を補充を何度か繰り返し交換する方法です。
1回目
2回目
3回目
油量を確認し、ATF交換完了です。
前回の車検までは、年1万キロでしたが、この2年間は倍の年2万キロと使用状況が変わってきていたので、メンテナンス・リフレッシュ整備もしっかり実施させていただきました。
整備完了後、完成検査を実施し、車検完了です。
ご入庫ありがとうございました。
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