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スズキ パレット MK21S
H22 65,000km
古河市より車検整備でご入庫いただきました。
当社は民間車検場(関東運輸局長指定自動車整備事業場)なので、『点検』『整備』を実施してから『車検(検査)』を実施しております。
愛車に長く乗っていただくために、『点検』『整備』を大切に、丁寧に実施しています!
【点検】
エンジンルームの点検。
エンジンはK6Aというスズキの一世代前の主力エンジンです。
バッテリーの点検。
アーガスバッテリーアナライザーで「充電状態」「劣化テスト」「始動能力テスト」「充電テスト」の4項目を診断します。
結果は良好。
半年前に交換させていただいたので、当然と言えば当然ですが、充電がうまく出来ていない・暗電流(キーOFF時の消費電流)が大きい等で
早期にバッテリーが弱くなることもあるので、しっかり点検はしましょう!
エアクリーナーエレメントの点検。
中程度の汚れ具合で、交換目安は2万㎞後くらいでしょうか。
スパークプラグの点検。
スパークプラグは4万㎞ぐらいでイリジウムMAX(長寿命タイプ)に交換しているので、まだまだ使用可能です。
K6Aの場合、純正でもイリジウムプラグを使用しているのですが、片貴金属タイプなので、一般プラグと同じ交換時期となっています。
交換時期、誤解していませんか?|NGKスパークプラグ製品サイト (ngk-sparkplugs.jp)
NGKなどでも周知活動しておりますが、整備士でも勘違いしている方がいるので、まだ10万㎞無交換の車両をたまに見かけます。
先日もスパークプラグの摩耗による加速不良の車両が入庫していました。
調子が悪くなったら交換すれば良いと思われがちですが、摩耗したスパークプラグを使用すると燃焼状態が悪化しますし、
高電圧を作っているイグニッションコイルに負担がかかり、早期に故障する原因となります。
結果的に経済的負担が多くなり、車の寿命も短くなるので、定期的な点検・交換をおすすめします。
油脂類の量は問題なしです。
ワイパーゴムの点検。
ゴム自体は新しく問題ないのですが、取付向きが逆でした。
ブレードの内側(移動距離が短い方)にゴムのロック部分がくるように取り付けるのが正しい向きです。
ワイパーゴムは簡単に交換できるので、セルフメンテナンスもおすすめしますが、逆に取り付けるとゴムがずれてブレードの金具部分がガラスと接触して傷が入る可能性もあるので、気をつけてください。
リフトアップして足回り・下回りを点検していきます!
フロントブレーキパッドの残量は4.4mmと摩耗が進んできているので、そろそろ交換おすすめ時期です。
リヤブレーキの点検。
ライニング残量は3.8mmと良好です。
タイヤは摩耗が限度値近くなので、交換のご用命を承っています。
下回りの点検。
タイロッドエンドブーツにひび割れが中程度ありましたが、それ以外は大きな異常はありませんでした。
点検が終わったら、整備内容をまとめて見積を作成。
見積をお客さまにご確認いただき、整備内容を決定します。
整備内容確定後、整備を進めていきます!
フロントブレーキパッド交換・車検時推奨基本整備を実施して、ブレーキフルード交換をします。
ブレーキメンテナンスは車検ごとの重要な整備です。
エンジンオイルの交換。
オイルはワコーズの「プロステージS 0W-30」。
S-FV・Sもいつも添加している3%分(90ml)+エコリフレッシュキット分(135ml)を添加しました。
(プロステージSがリニューアルしました。詳しくはこちら)
エコリフレッシュキットの冷却系(クーラントブースター)、燃料系(フューエルワン)も添加しました。
ご用命いただいていたタイヤも交換。
その他、エアコンフィルター等の交換を実施して整備は完了となります。
整備完了後、完成検査やコンピュータ診断などを実施して車検完了となります!
ご入庫ありがとうございました!
【カテゴリー】WAKO'S プロステージS, エコリフレッシュキット, 車検・点検